ねこちぐら獣医師ペットヘルスケアブログ

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ペットにもウイルス・細菌による感染症対策してますか?

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人間のインフルエンザが流行する時期に前後して猫ちゃんの伝染性鼻気道炎(猫風邪・猫カゼ)が流行したり、高病原性鳥インフルエンザが流行してきます。

感染症はウイルス、細菌、寄生虫あるいは原虫などの病原体が 犬や猫をはじめとしたペットに感染し、体内で増えることにより起こります。同じように感染しても予防対策をしっかりしていれば、身体で増えることなく過ぎ去ることも多いです。新型コロナウイルスにマスクや換気、手洗いなどに効果があるというのもそれと同じです。

 

具体的な対策方法は以下の通りです。

①感染源の排除

感染源となる動物の消毒・隔離や、その汚染物の処理。ウイルス、細菌、寄生虫などにより有効な消毒剤が異なりますので注意が必要です。

 

②感染経路の遮断

病原体が感受性動物に侵入する経路を遮断します。

 

③宿主(ペット自身)の感染防御機能の強化

駆虫薬、抗生剤等の投薬。ウイルス疾患、レプトスピラ症ついてはワクチン接種が大切です。犬や猫に対する抗ウイルス剤の使用はまだ試験的段階です。現状では2次感染対策としての治療になってしまいます。あらかじめ各種ワクチン接種による予防対策が重要になります。

定期的なワクチン接種、寄生虫フィラリア、回虫、鉤虫、鞭虫、コクシジウムなど)の予防ノミやダニの予防を日ごろから行うことは感染症の予防において最も大切なことと言えます。

 

まとめ

日ごろの対策として①も重要です。清潔な環境を作ること、適切な消毒薬を用いて食器やおもちゃ、ケージなどを定期的に消毒してあげることも大切です。ドッグランやイベントなどに参加した後はできれば全身シャンプーをしてあげましょう。

新型コロナウイルスはペットにも感染することが判ってきていますが、ワンちゃん・ネコちゃんの命に関わることはまずありません。過度に恐れることはなく、まずはご家族の皆さんが感染しないように注意することが大切です。そして、清潔な環境や消毒アイテムを上手に使って、ウイルスを増やさないようにしましょう。