漢方医学
生薬の菊花(キクカ)です。民間薬として、お茶としても使われています。 菊花・キクカ 粳米・コウベイ 生姜・ショウキョウ 天麻・テンマ 甘草・カンゾウ 竜胆・リュウタン 膠飴・コウイ 芒硝・ボウショウ 人参・ニンジン 菊花・キクカ キク科のキクの頭花。…
杏仁豆腐に入っている赤い実が枸杞子(クコシ)です。 枸杞子・クコシナス科、クコの果実。お菓子や薬膳料理に入っている赤い実のクコです。眼の症状に効果があることで知られます。胃腸の弱い場合は注意して使う必要があります。果物を食べる小鳥などの動物…
漢方薬はさまざまな生薬を配合して作られています。 よく使われる生薬について説明します。 荊芥・ケイガイ 桂枝・ケイシ 山薬・サンヤク 冬瓜子・トウガシ 麦門冬・バクモンドウ 遠志・オンジ 天門冬・テンモンドウ 荊芥・ケイガイ シソ科のケイガイの花穂…
■エキス製剤会社先発メーカー: ツムラジェネリック: クラシエ、コタロー、オースギ、阪本漢方、サンワなど エキス製剤と言えばツムラが有名ですね。法律上はツムラ以外がジェネリックということになっています。しかしながら漢方専門医はジェネリックという…
漢方薬も西洋薬も同じ薬です漢方薬の魅力の一つは、西洋薬では手の届かない治療が可能であることです。漢方薬は、西洋薬と同じく「薬」として使用されます。どうぶつのご家族をふくめ世間的には漢方薬を体に穏やかで安心な治療法としてとらえている印象があ…
気・血・水 漢方では、独自の理論に基づいて体質を診るものさしがあります。その大きなものとして「証(しょう)」と「気・血・水(き・けつ・すい)」があります。 「証」とは、「その人の状態(体質・体力・抵抗力・症状の現れ方などの個人差)をあらわす…
猪苓湯とは 猪苓湯の使い方 猪苓湯の薬効 猪苓湯の組成 猪苓湯以外の膀胱炎に対する漢方処方 猪苓湯の膀胱結石以外の適応 猪苓湯とは 猪苓湯(チョレイトウ)は下部尿路疾患の膀胱結石、膀胱炎に用いる処方です。一般的に膀胱結石の治療に用いる際は外科手術…
ワンちゃんの心臓病。小型犬に多いのが僧坊弁閉鎖不全症。投薬を続けているご家族も多いと思います。心臓病の治療には、しっかりとした診断と西洋薬の正しい服薬が大切です。ピモベンダンが発売になってから肺水腫になるワンちゃんが激減しました。その後更…
季節は冬に向かって進んでいます。寒さに弱いチワワやヨークシャテリア、イタリアングレーハウンドには辛い季節になってきました。ワンちゃん、ネコちゃんの寒さ対策がきになるこのごろです。 冷えは万病の元 東洋医学の考え方である「冷えは万病の元。」最…
カラスウリは日本の山野に自生するウリ科のつる性多年草です。街中でも見かけます。7~9月、日が暮れると開花し朝には閉じてしまう一夜花です。レースのような花を咲かせます。 「烏瓜」は晩秋の季語になっています。『行く秋の ふらさがりけり 烏瓜』 正岡…
春の七草は、七草がゆに入れる食材としてご存じの方が多いと思います。秋の七草は観賞用というイメージですが、実は生薬の材料になっています。秋の七草は万葉集の中にある、山上憶良の歌が始まりと言われています。ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエ…
動物用医薬品として犬の外耳道炎治療薬として発売されている、十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)があります。耳だけでなく皮膚のマラセチア感染症に効果が期待できる十味敗毒湯。動物用医薬品が終売になりました。動物病院では人用エキス製剤を処方できま…
【熱中症】真夏はもちろん急に気温が上がる5~6月にも注意が必要です。動物病院でもお散歩中だけでなく室内での発生が多い印象があります。保険会社のアニコムの調査によると、熱中症の発生場所の内訳は自宅67%、屋外33%だそうです。お留守番の時は必ずクー…
ワンちゃん、ネコちゃんに夏の冷え、あまり考えなくてもいいのでは?と思っているご家族が多いかもしれません。確かに真夏で一番心配なのは熱中症です。私も迷っている飼い主さんには涼しくすることをお勧めしています。 ただし、寒さに弱いチワワ、イタリア…