ペットの病気
症状・診断 年齢・犬種 起こりやすい年齢 腫瘍の大きさと悪性度の関係 乳腺腫瘍と避妊手術の関係 乳腺腫瘍とは 犬の乳腺腫瘍はよく見られる病気です。女性ホルモンなどのホルモン、遺伝的体質などの影響があるといわれています。まれですがオスにも見られる…
犬、猫とも膀胱炎や尿路結石が多くみられる病気です。尿路は腎臓から尿管の上部尿路と、膀胱から尿路の下部尿路に分けられます。下部尿路に起こる疾患のことを「下部尿路疾患」と言います。犬に多いのは膀胱炎、猫に多いのは突発性膀胱炎です。犬と猫どちら…
甲状腺機能亢進症とは 症状 診断・治療 甲状腺機能亢進症とは ネコちゃんが高齢期になると良く発症する内分泌疾患に甲状腺機能亢進症という病気があります。人間のパセドウ病に似ています。8歳以上の猫の3〜5%がこの病気であるという報告があります。甲状腺…
リンパ腫はリンパ球と言う細胞が腫瘍化し、 たくさん増えてしまう悪性のがんの一種です。 犬でも猫でも起こります。発生部位により多中心型、消化器型、 前縦隔型、鼻腔内型、皮膚型などに分類されます。犬では若齢より発生が見られます。発生年齢は6ヶ月~1…
犬、猫とも下痢が食べ過ぎや、水の飲み過ぎなど明らかに原因のある場合は、食事を一食控えるだけでよくなります。元気も食欲も普段通りあり、嘔吐が伴わない場合は慌てて病院にいかず、食事を控えて様子を見ても良いでしょう。 しかしながら下痢しやすい、し…
便秘とは 猫の便秘の原因 脱水 腫瘍 神経系の疾患 骨盤骨折 高齢 マンクス(猫種) 補足:巨大結腸症 猫の便秘の治療 便秘とは 便秘とは消化管の異常運動や、脱水などによって便が固くなり、排便が困難になった状態のことを言います。 人間ほどは多くありま…
ワンちゃんとネコちゃんの心臓病は珍しい病気でありません。特に高齢犬に多い慢性疾患です。治療法も確立されてきましたので一昔前より投薬により穏やかに過ごせるようになりました。ただし生まれつきの心臓病の場合若くして命を落とすこともあります。 心臓…
慢性腎臓病のことを慢性腎不全とも言います。多くの高齢猫に見られるのがこの病気です。腎臓が障害を受けて機能しなくなって起こります。症状は水をたくさん飲んだり、食欲不振や嘔吐などです。腎不全は猫の老齢期での発症が多くみられます。末期では命取り…
動物は体が痛いと動かなくなる 「うちの子、年だから。」飼い主さんからよく聞く言葉です。しかし20歳近くでも元気に動き回る猫ちゃんもいます。実は猫ちゃんの体のどこかに痛みがあって、そのためにじっとしている可能性があります。 猫は体が柔らかいので…
フィラリア症について 犬のフィラリア症は犬糸状虫感染症(いぬしじょうちゅうかんせんしょう)とも言われます。ワンちゃんがフィラリアに感染している蚊に吸血されることで発症します。最近は予防が進み、見られることが減りましたが、私が獣医師になりたて…
朝晩の気温は冬くらいになり、寒暖の差が激しくなってきました。この季節はワンちゃんの体が痛みを訴えて来院されることが増えてきます。犬も人と同様に気温の差のダメージは大きいようです。秋から冬にかけておこるのは、骨関節炎であることが多いです。 階…
ペットのお口のにおいは気になりませんか。人間と同じようにペットもデンタルケアがしっかりできていないと、ひどい口臭が起こります。口臭の原因は歯周病であることがほとんどです。 歯周病とは 歯周病の原因 歯周病 人との比較 ご家族がわかる歯周病の症状…
糖尿病とは 糖尿病の型と症状 糖尿病の症状 犬と猫の糖尿病の治療法 糖尿病の予防はできる? 糖尿病とは すい臓で作られるインスリンは血液中の糖であるブドウ糖を細胞内に取り込み、細胞が糖を代謝してエネルギーに変えるのを促進しています。このインスリ…
この記事では、下部尿路疾患で発症の多い病気である特発性膀胱炎(とくはつせいぼうこうえん)、尿石症(にょうせきしょう)について最近の知見を含めてお話しします。併発(両方の病気を同時に起こること)することもあります。 特発性膀胱炎、結石症とも基…
心筋症は心臓の筋肉の病気です。 心臓はすべてが筋肉で構成されていて、収縮と拡張を繰り返しながら、全身に血液を送り込むポンプとしての働きをしています。この筋肉の機能が何らかの形で障害されてしまうことで、心臓のポンプ機能がうまく働かず、全身の血…
変性性脊髄症は、進行性の脊髄の病気です。ゆっくりと体が動かなくなりますが、この病気自体の痛みはありません。 日本では「ウエルシュコーギーの変性性脊髄症」として知られています。この病気は残念ながら完治させる治療法はありません。しかしながら、病…
犬と猫の耳の病気で最も多いのが外耳炎です。なかでも犬の外耳炎はとても多い病気です。外耳炎に影響する病気の話も含めて説明します。 外耳炎とは 耳の構造 外耳道炎の原因 外耳炎の治療 治りにくい外耳炎とまれに起こる中耳炎 外耳炎を起こしやすい体質 外…
脇の下や首の下など、通気が悪く皮膚が重なっている部分が赤くて痒くなるのは、ほぼマラセチア感染症といって間違いありません。この皮膚病は、お腹側の皮膚と外耳道が赤くかゆみが強い症状が出ます。 起こりやすい季節・犬種・原因 梅雨時に症状が悪化する…